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恋愛テクニック向上レッスン～生理からわかる心と体の30のレッスンパート2～

更新日：2020/11/17 心理診断 view 3,548

自分の心と体の波に付き合う

女性の体は気がつかないようでいて、生理前、生理中と繊細に変化を起こしています。
どんな人でも波があるのです。気分的に落ち込んだり、体の不調で、いつものような生産性が発揮できなかったり、いつものような行動がとれないことがあります。必要以上に自分を責めないでください。責めると人間関係と一緒でよけいに心体が悪化していくばかりです。当たり前ですが、やれるときやれるし、できないとき、できないです。雨が降ったら傘をさすように、生理になったら対処することに対処して、できないことがある場合、影響が最小限ですむように工夫しましょう。
どうしても、がんばらないといけない時もありますね。その際には頑張る、無理をすると決めて、頑張ったり無理している自覚と、終わったときの心体のメンテナンス＆「よくがんばった自分。偉いぞっ」などと、愛情をたっぷり自分に与えてあげましょう。

生理前の症状　ＰＭＳへの理解３

生理前になると体としては吸収が高くなります。（なんでも体にため込もうとする傾向になります。）
その結果、
・むくみ
・にきび
・肌荒れ
・過食
・体重増加
・頭、胸、腰痛、関節痛、下腹部の痛み
・乳房が張る
・便秘
・めまい
・動悸
などがあります。
ＰＭＳの原因は現代医学でもはっきりとはわかりませんが、考えられるいくつかの原因があります。
１つは「ホルモンとの関係」です。ＰＭＳは、排卵日から生理前までの間に大量に分泌される、プロゲステロン（黄体ホルモン）などがあらわれる時期にみられるのです。この黄体ホルモンは、水分を保持する働きがあるため、体内の細胞組織に水分が溜まる（吸収が高くなる）ことによって、さまざまな症状を引き起こします。
たとえば、
・頭蓋骨のすき間に水分が溜まり頭痛が起こる。
・乳房の組織に水分が溜まると乳房が張る。
・手足がむくむ。
・便秘になる。
などです。
体の排泄機能を高めることを意識したり日常生活に取り入れてみましょう。

生理前の症状　ＰＭＳへの理解４

ＰＭＳの原因の２つ目は「血糖値の低下と関係」です。
女性は、血糖値が下がりアドレナリン湧出（空腹感をもたらす）が起きるまで、４～５時間かかります。しかし、生理前は下限調節のレベルが上がり、３時間ほどで血糖値が下がるのです。血糖値の低下の症状の具体例は、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りない状態となり、脳のはたらきが最小限になります⇒ぼーっとする、集中力や気力が低下する、眠くなる。その身体症状の影響で心理的に「仕事がはかどらない」「仕事が思うようにできない」という、焦燥感や、悲しい泣きたい気分にさせられてしまうのです。
また、血糖値が下がると、脳の指令が体の各部分へ伝わりにくくなります。（筋肉の動きが滞る）⇒手足がしびれる、ふらふらする、だるくなる。このような身体症状の影響で、心理的に、「仕事がはかどらない」「する気持ちにならない」という気分になる他、快活な言動がとれず、戸惑い不安が出てしまいます。また、脳は血糖値を補おうとして肝臓にあるグリコーゲンを分解しようとします。このときに攻撃ホルモンであるアドレナリンが分泌する⇒そのため、イライラやパニックを起こしやすくなります。自分でコントロールできないため、心理的に「周囲の人たちに迷惑をかけてしまっている」「私は感情が不安定だ」と自責しやすくなります。
過剰になっている自分に気づいたら早めに周囲に「ごめんなさい」と無理せず、自分を責めずになるべくゆっくりゆったり過ごしましょう。

生理前の症状　ＰＭＳへの理解５

その他「βーエンドルフィンの低下」脳の中で分泌されモルヒネ様の作用がありβーエンドルフィンという物質が月経の前になると急激に低下します。
その結果、うつ状態になりやすいのではないかという説。「セロトニンの低下」の説。脳内に神経刺激を伝達する作用をもつセロトニンという物質があり、セロトニンは神経線維の末端から分泌され、神経情報を伝達する役割を担っているが、月経の前にはこのセロトニンが低下するため、いろいろネガティブな精神症状が出るためという説があります。ここまで読んで、女性ってやっかいねとか自分の身体症状に不安を覚えた方もいらっしゃるかも知れません。
身体症状を軽減する工夫は明確に取り組むけど、あまりセンシティブになりすぎないのも症状を軽くするコツです。毎月現れる症状をケアしていくことで、女性である自分や人への愛情や癒しの力を高めていくことができると捉えてみてください。