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【2015年12月】満月で読む天空模様

更新日：2015/12/15 ﾐｼｪﾙ・ﾒｲ 12星座占い view 4,073

ミシェル・メイ・美菜子先生が2015年12月の満月からのコラムを書き下ろしてくださいました。
以下先生からのメッセージです。

12月から1月に鳴る宇宙のアラームは、12月25日の満月と1月10日の新月です。どちらも太陽は山羊座で、クリスマスの満月はお月様が蟹座にあっての満月です。山羊座の太陽と蟹座のお月様で奏でられるクリスマスは、ちょっと固く言うなら父性と母性が奏でる満月で、とてもシンボリックであり印象的です。

12月の23日には太陽は山羊座に入り、日本では冬至ですが、天空模様の暦からしてもクリスマス頃となるこの日は1つの要となるタイミングです。山羊座は父性をシンボルしますがいわばそれは社会という名の存在感でもあります。一方その真反対にあって満月となる月のサインは蟹座。蟹座は母性のシンボルでもありまた家庭や家族というプライベートな世界の存在感。社会と家庭が向き合う満月…と言うとなんだかロマンチックじゃなくなる雰囲気ですが、実際ロマンや夢よりももっとベタな私たちの生活に根差すものがそこにはしっかりと刻まれていて、それをシンボルする満月が、ちょうど今年はクリスマスと重なるわけですね。なんだか、彼氏と彼女のラブリーなクリスマス♪というよりは、私達これからちゃんと共に生活していこうね！的な雰囲気も漂う、生活感のあるそんなクリスマスですね。またこの天体配置としては、「食べ物」あるいはもっと広く捉えて「口にするもの」に焦点も当たりやすいものです。料理や作物や薬といったものがクローズアップされる出来事日和り…と言えます。

ところで天体の動きとしては、長く逆行していた天王星という破天荒な天体が、これまたちょうどクリスマスを機に順行へと転じます。これで、今年の秋から冥王星、海王星と順番に順行になった外惑星達が、天王星も順行になることからこぞってみんなどんどん進み出す！という舵切り変更がなされることになります。天王星と海王星と冥王星が揃って進むのは、ちょうど1年前あたりと同じ流れでもありますから、2015年の1月と少し似た背景が2016年の1月にも出来ることに。2015年の1月と言えば射手座に入った土星をシンボルするかのようにパリで起きたテロがありました。自由をシンボルする射手座に土星が干渉したようなものでした。しかし木星の配置は去年と今年では変わっています。2015年1月は獅子座木星で「建前がやっぱり大事！」だとすると、2016年1月は「なんたって情報収集」みたいな空気感へと変わっているはずです。おまけに情報はあちこち錯走しやすいという要素もくっついていて、相手を探り合うような空気感かもしれません。

こうした流れは、一見とても不安定でどこに真実をみて良いのか、誰しもゆらゆらしてしまいそうですが、何事も必要があって起こっているはずです。例えば、ゆらゆらするから改めてきちんと見直すことができる…というように、ちゃんと新しい何かに向かって私達はとにかく走り出すのかもしれませんね。折しも1月は金星が冒険心を心地よく刺激してきますから、エネルギーは全般的につまり世界的に外向きといったところです。しかし金星と土星とのコンタクトが起こることを加味すると、外向きエネルギーのわりには何か喜び事の自粛ムードも存在するようです。

◆ミシェル・メイ・美菜子プロフィール

大卒業後、結婚・出産を経てのち、西洋占星術、ユング心理学を独学。西洋占星術を元にしたホロスコープチャートの読解を得意とし、対面鑑定においてはホラリー占星術も併用する。それらに心理学の技術を組み合わせた「恋愛カウンセリング」は人生をプラスに変える指針を与えてくれると評判を呼び、主婦を初めとした多くの女性から高い支持を集め、今や延べ鑑定数は数千に及んでいる。

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