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【2019年8月】満月で読む天空模様

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更新日:2019/08/15 12星座占い ミシェル・メイ view 4,244

ミシェル・メイ・美菜子先生が2019年8月の満月からのコラムを書き下ろしてくださいました。
以下先生からのメッセージです。


満月で読む天空模様



8月から9月に鳴る宇宙のアラームは、8月15日の満月と、8月30日の新月、そして9月14日にまた満月です。

この時期はちょっと印象的です。水星が逆行してトリッキーだった7月のような混とんとした感じではないのですが、8月後半から9月は明らかにそれまでと流れが変わりやすく、人間関係のバランスも変化をしやすいからです。具体的には、パワーを盛り返した自由闊達な木星と、皆を迷路に迷いこませる魚座の海王星と、緻密で繊細な乙女座を運行する太陽や火星…という天体たちの明確な相(アスペクト)が背景になるものです。ちなみにパワフルな木星というと頼もしく感じますが、天体たちの相からすれば、木星がもたらす拡大作用は必ずしもウェルカムなこととは限らず、例えば大雨のように有り難くない増幅作用としても働くことになるでしょう。

それは例えば、噂がひとり歩きをしてどんどん話が大きくなってしまうとか、管理すべき書類やデータがカオスになりそれが止められなくなってしまうとか、出費や損失が予想を上回る大きな数字になってしまうとか、伝染性のものが脈絡なくだらだら広がる…等々。前出の大雨も然りですから水害には依然として注意も必要です。

またこの相は、乙女座・射手座・魚座という、西洋占星術で「流動宮」の星座で織り成されています。流動宮とは、言葉のイメージそのままに「流動的で定まらない感じ」を質感に持っているもので、よく言えば柔軟性があるというところですが、構成される相からすれば長所より短所が出やすいことに。ですから「右往左往する感じ」「二転三転する」「あれこれ迷う」という具合に体験しやすくもあるのです。これを社会や世の中レベルに当てはめると「どれが真実なのかわからない」「どれを信用すればいいのか迷う」という感じでしょうか。

このように書くと8月後半から9月は危ないことばかりのように聞こえそうですが決してそうではありません。もっと大元の背景である、牡牛座の天王星と山羊座の土星&冥王星…というしっかりした足場を組んでいる土台に対して、乙女座の天体たちが調和している時期でもあるからです。迷ったり右往左往したり…といったことがあっても、帰るお家はちゃんとあるから大丈夫…というところでしょうか。


◆ミシェル・メイ・美菜子プロフィール
大卒業後、結婚・出産を経てのち、西洋占星術、ユング心理学を独学。西洋占星術を元にしたホロスコープチャートの読解を得意とし、対面鑑定においてはホラリー占星術も併用する。それらに心理学の技術を組み合わせた「恋愛カウンセリング」は人生をプラスに変える指針を与えてくれると評判を呼び、主婦を初めとした多くの女性から高い支持を集め、今や延べ鑑定数は数千に及んでいる。



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