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【2020年10月】満月で読む天空模様

更新日：2020/10/15 12星座占いﾐｼｪﾙ・ﾒｲ view 2,873

ミシェル・メイ・美菜子先生が2020年10月の満月からのコラムを書き下ろしてくださいました。
以下先生からのメッセージです。

10月から11月に鳴る宇宙のアラームは、10月17日の新月と10月31日の満月です。月末の満月は時間もギリギリで夜の23時50分になりますね。太陽が蠍座に進行してからの蠍座シーズンに、月末の滑り込みセーフ満月といった感じでしょうか。

新月では天秤座の終わり頃、23度で太陽と月が重なる新月です。わざわざ度数を明記したのは、この位置で太陽と月が重なることで、牡羊座の火星と、山羊座の木星・土星・冥王星と、きっちりアスペクトを作るからです。90度スクエアというアスペクトが2つ「牡羊座と山羊座」「山羊座と天秤座」で作られて、T字スクエアになります。牡羊座に火星が入って突発的なアクシデントが起こりやすくなったのが今年の6月末から。爆発ものを示しやすい形が出来あがり、レバノンでのガス爆発や日本でもありましたね。火星は「火を吹く」要素があるので、火山の噴火や爆発ものに関係しやすいのです。そして、このけっこう危険な形を強調するかのような新月が、この天秤座新月となります。

とはいえ、天秤座は美と平和のシンボルでもありますから、単純に爆破の連発だけを想像しなくても良いと思います。それよりも、内圧の高まった友だち関係をイメージするのが近いでしょう。例えば、本当は猜疑心でいっぱいなんだけど一応友だちだからなんとなくうまくやりとりしてる風なあなたと私…みたいな感じ。あるいは、今まで我慢してきたけど、本当は相手のこういうところが大嫌いでそれがくすぶってくる…といった感じでしょうか。いずれにしても一見するだけでは（ちょっとコミュニケーションをとるくらいでは）わからない「何か」がある状態に近いはずで、それが内圧を高めるのです。

しかしそんな新月から始まるタイミングとなると、なんだか背中がゾゾゾとしてきそうですが、別に怖いことではないのです。なぜなら実際には、もうすでに前からわかっていた課題（問題）に取り組むことを意味するものでもあるからです。ただそれが、適当に後延ばしが出来ない…ということと、簡単な問題ではない…ということがポイントです。世の中に当てはめれば、コロナ渦でのマスク生活と、コロナ以前の旅行に行き交っていた生活と、この両者の狭間で私たちはもうゆらゆら揺れているだけでは済まないのよと、そんなところかと思われます。

ところでこの10月後半から11月頭まで、水星が今年3度目の逆行になります。そしてこの間に太陽は天秤座から蠍座へと進行します。上記の背景と合わせてみると、過去とシビアな現実というものが水星逆行にナビされて浮かび上がってくるようです。なぜか過去は甘美で現実はシビアなわけで、過去には戻れない…というわけですね。それら両者の間で私たちは、細かい日常のあれこれを選び取っていくのでしょう。ちなみに蠍座太陽のシーズンは、太陽の反対側に天王星があることになります。つまり、小さいレベルで様々なことをチョイスしながらも「予定外」という要素がいちいちくっついてくることになりそうです。

◆ミシェル・メイ・美菜子プロフィール

大卒業後、結婚・出産を経てのち、西洋占星術、ユング心理学を独学。西洋占星術を元にしたホロスコープチャートの読解を得意とし、対面鑑定においてはホラリー占星術も併用する。それらに心理学の技術を組み合わせた「恋愛カウンセリング」は人生をプラスに変える指針を与えてくれると評判を呼び、主婦を初めとした多くの女性から高い支持を集め、今や延べ鑑定数は数千に及んでいる。

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